チゴハヤブサの子育て
2022年6月から9月にかけて、札幌ドームでチゴハヤブサが繁殖し、子育ての様子を垣間見ることができました。

6月25日
カラスの古い巣跡を偵察?しにやってきたオス。巣立ち時期から逆算して、このあと数日のうちに産卵したものと思われます。
チゴハヤブサの抱卵日数は約28日、巣立ちまでの日数は約30日、その後30-40日で親から独立するのだそうです(Wikipediaより)。
この経過日数を実際にほぼ辿っていくことになります。

7月15日
巣の近くで警戒するオス。このとき、メスは抱卵中と考えられます。

8月4日
メスが近くのマンションのアンテナに止まっていました。つまり、すでに卵は孵化しており、おそらく7月25日前後だったろうと推定しています。




8月6日
雛のエサ(蛾?)を捕まえてきたオス(左)が、メス(右)にエサを口移しで渡し、それをメスが雛のところに運んでいくようすの連続写真です。
8月20日
チゴハヤブサの得意技は、高速で飛んだまま空中でトンボなどの虫を足でキャッチすること。写真は、捕まえた虫をそのまま口に入れているところです。


8月25日
おそらく巣立ちしたばかりと思われる幼鳥。まだ足がおぼつかないのか、枝に羽を引っ掛けてただ乗っかっているような感じでした。
不安定で、落ちないか心配しました。
チゴハヤブサは、2羽孵化することが多いそうですが、結局幼鳥を同時に2羽見ることはできず、このときは1羽だけだったようです。
8月26日
幼鳥とそれを近くで見守るメス。
幼鳥は、成鳥と違ってアイリングとろう膜(くちばしの付け根部分)が黄色くなく青灰色をしています。また、下腹部の赤みも目立ちません。



9月11日
巣立ち後の子育ては近くの鉄塔を利用していました。しばらく幼鳥の姿が見えず心配したのですが、この日確認することができました。もうほぼ一人前に飛ぶことができています。
このあと9月21日まで、姿を見ることができました。
