このサイトについて
主要使用機材 Sony RX10M4(左)と Sony α6700 + SEL200600G(右)
札幌ドームと野鳥
札幌ドームは2001年開業の大規模イベント施設。サッカー、野球、ラグビーなどの試合のほか、コンサートや大きな催事などにも活用されています。ここはもともとは国の農業研究センター(農業試験場)の一部でした。今でもお隣は農業研究センターですし、少し行くと羊ヶ丘展望台があるなど、市内では少なくなった広大な田園風景のちょうど入り口に立地します。こうしたことからか、札幌ドームは計画段階から「景観及び野鳥など生息動物の生態系にも配慮すること」を建築条件の一つとしていました。約30haの敷地には、面積は決して広くはないものの多様な樹木が植林され、また修景池や草地状のスペースを配置するなど、野鳥や昆虫などの生物の生息に配慮した造成がなされています。
2024年8月からネーミングライツ契約により「大和ハウス プレミストドーム」の愛称となりました。
新型コロナをきっかけに記録をちゃんと残し始めた2020年からのプライベートな観察で、確認することができた野鳥は全部で71種にのぼります。それらをこのサイトにまとめました(哺乳類2種も追加)。同好の方などからいただいた情報を加えるとさらに7種(チョウゲンボウ、トラツグミ、シロハラ、ヒレンジャク、キレンジャク、ミヤマホオジロ、キバシリ)が増えます。また、札幌ドーム敷地外の近隣を含めると他に4種(カルガモ、カッコウ、ヤマゲラ、ミソサザイ)を観察していて、合わせると80種以上になります。札幌の市街地とその近郊で普通に見られる野鳥が、カモ類などの水鳥やシギ・チドリ類を除くとおおむね100種前後だと考えれば、札幌ドーム(とその周辺)でその8割の野鳥に出会える可能性があることになります。これって、実はけっこうすごいことなんじゃないかと思っているところです。このサイトを通じて、札幌ドームやそこに訪れる野鳥たちに興味をもっていただけたら幸いです。
写真はことわりがない限り、すべて札幌ドームで撮影したものです。渡りの区分(留鳥、夏鳥など)は、日本全体で見たときと北海道に着目したときで違ってくる種がありますが、下記参考文献を参考にしながら分類しました。各種の紹介に記載したコメントは、私の理解の範囲内で初心者の方にも伝わりやすいよう心がけました。ですので、正確なものとなっていないこともありますのでご理解ください。ご意見や感想は、ぜひブログのほうにコメントしてください。